「 痛み 」
words+music : 菊川智子
arrangement : 松原 博


あなたの痛みを ほんの少しでも
変わってあげられたらなんて思うけど
それは とうてい無理な話

あなたの痛みを 解ってあげたい
でも 全部理解できるだなんて思わない
せめて 痛みに立ち向かう勇気あげたい

気の効いた言葉の一つも見つけられないけど
それでも 今日はここに居るよ ここでみてる

泣いてもいいよ気が済むまで 何も言わなくていいの
少し休めばいいよ 今は
大丈夫 あなたは必ず 強くなる

あなたの痛みが 誰にも取り除くことができないのは
多分 それは あなたにとって必要な痛みだから

震える手 なかなか上手く引っ張ってあげられない
それでも この手離さないで ここでみてる

泣いてもいいよ 文句言ったっていい
疲れたら休めばいいよ いいよ

一人きりここまで歩いてきたあなたを知ってる
信じてる あの笑顔にまた会えるのを待ってる

泣いてもいいよ気が済むまで 何も言わなくていいの
少し休めばいいよ いいよ
泣いてもいいよ 文句言ったっていい
疲れたら休めばいいよ いいよ


 ずっと助産婦をやってきて、歌を歌ってきて、二つが一つにならないかなって思ってて、それが、少しずつ重なり合ってきた今、やっとこんな歌を歌いたいなって思えるようになりました。
  この歌は、陣痛に耐えてる産婦さんの腰をさすっている時の気持ちを歌っています。まだまだ、助産婦としては、ペーペーな私ですが、痛みを乗り越えた瞬間の産婦さんの笑顔はたくさん見てきたし、その笑顔の強さも知っています。
  産婦さんは、陣痛に耐える数時間〜何十時間の間、肉体的な痛みだけじゃなく、精神的な痛みや社会的な痛みを一つずつ乗り越えていきます。出産だけじゃない、世の中の全ての痛みに共通しているプロセスだと思うけど、必ず、後には乗り越えた人にしかもらえない大切なものをもらえるんです。でも、痛みの渦中に居ると、そんな大切なものだかなんだか、そんなのどうでもいいやって思っちゃうんです。人はそんなにいつも強く居られないから。だから、そんなときは文句言えばいいし、泣き言言ってもいいと思うんです。たいてい、みんな、強く優しくなってくのは、気が付かない内なんです。
 なんて気持ちをピアノで歌ってみたんで、やっぱり、ステキピアノなアレンジをして欲しくて、超スゴ腕キーボーディス松原博さんに、花見で酔っ払った勢いで、お願いしてしまいました。そしたら、そこへ、これまた贅沢に、某超有名楽団のバイオリニスト大貫聖子さんまで参加していたけることになり、ホントこの上なく幸せな一曲なのです!
 



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